社会福祉法人蘇生会 救護施設 野坂の浦荘

運営・基本方針

運営方針

入所者それぞれの人格を尊重し健康で文化的な生活水準の維持を基本に、より適切な支援を図りる。また、地域における身近な福祉サービスの場としての役割も充実していく方針です。

基本方針

  • 入所者個別支援
    ⑴ 入所者の「健康を守り、心を大事にする」ことを支援の指針として新型コロナウイルス感染防止の他疾病の予防、早期発見、早期治療に努める等、日常の健康管理に重点をおきながら、規則正しい生活習慣と自立への援助を支援の目標とし個別支援を基本にして推進する。

    ⑵ 入所者の生き甲斐と健康、身体機能の減退を防ぐために、現状のクラブ活動のように指示待ちで活動を促すのではなく、楽しく遊び感覚の中で自発的に動き出す意欲を引き出しリハビリ効果を得ようとする「遊びリテーション」や「作業訓練」「清掃活動」等を促進する。

    ⑶ ボランティア活動を通じ、入所者の社会性の向上を図る。

    ⑷ 入所者の生活の安定と衛生管理のために、施設環境の整備と美化に努める。

    ⑸  年間行事計画や施設環境整備等への入所者の意見を聞くための全体集会(意見交換会)や、定期的な会話の時間で得られた意見をくみ取り、施設生活の向上を図る。

  • 職員の資質向上

    ⑴ 職員は、施設職員であることを自覚し、入所者並びに地域社会から信頼されるように努める。

    ⑵ 職員には、施設専門の人材として各種の技能や研修の機会を用意し、資質の向上に努める。

    ⑶ 職員は、業務遂行のために自己の健康管理に心がけ、定期健康診断、検診、予防接種等の受診に努める。

    ⑷ 職員の給与、休暇、休日等は、関係職場との均衡を図り、安定して業務に精進できるように取り計らう。

  • 令和5年度の運営方針及び事業計画達成のために次の目標を掲げます。
    1. 健康的で明るい「生き甲斐づくり」
    2. 入所者個別支援の向上
    3. 入所者地域移行の促進
    4. 地域福祉への役割
    5. 職員の資質の向上
    6. 運営費の効果的活用と適正な経理事務
  • 基本目標の具体策
    1. 健康で明るい「生き甲斐づくり」
      コロナ感染拡大から3年となり感染法上の分類見直しが行われる見込みから、新しい生活様式の中で感染予防対策を徹底する。創意工夫によって、昨年以上に各種のレクリエーションや行事を楽しみ、入所者の趣味とニーズに応じた活動や生活必需品の購入に関する知識を養うためのショッピング等を行うことで、施設生活に潤いと明るさをもたらすように努める。又、能力に応じた農作業や清掃作業等により、健康で働く喜びが身体の機能の減退を防ぎ、社会適応や能力の開発に繋がり、更に「生き甲斐」の発見に結びつくように支援する。
    2. 入所者個別支援の向上
      入所者の高齢化がすすむ中で、生活上に老化現象や疾病の増加が見られ、部分的要介護状況が増えつつあり、年々医療機関の利用も多くなっている。入所者の日頃の行動に心がけ、適切な個別支援を図り、嘱託医や医療機関と緊密な連絡をとりながら、疾病の予防並びに早期発見に努める等、日常生活に於いてきめ細かな支援を行う。

      加えて、個別支援計画に長・中期目標及び短期目標を取り込み、その具現化のため入所者自身がより能動的に活動できるよう、健康管理、娯楽・社会参加を総合的に計画する。

      入所者本位のサービス提供のため、個人情報の保護、苦情解決組織の充実及び福祉サービス第三者評価受審のための整備を図り、サービスの質の向上に努める。

    3. 入所者地域移行の推進

      入所者の要望と能力を勘案し、福祉事務所、家族、医療機関等の連絡・調整を行う。入所者の就労支援(採用面接の練習や履歴書の記入等)にも力を注ぎ、地域生活への円滑な移行を支援する。

    4. 地域福祉への役割
      地域福祉への役割として、町の委託を受けた高齢者世帯への給食サービスを行う。

      又、毎月の誕生会に併せて施設近隣の70歳以上で1人暮らしの方へ昼食を提供する。

      さらに、地域の支援ネットワークとしての相談支援窓口業務を活性化するべく、福祉事務所や社会福祉協議会と提携し、生活困窮家庭の親子に向けランチミーティングを行う。生活困窮世帯は情報にも貧していることから、現状の把握と適切な情報提供を行い、生活の改善を図る。救護施設の使命として相談支援等、アウトリーチ活動を強化する。

      その他、広報誌の発行・ホームページをはじめ、マスコミ等を通じ、情報公開と発信力を高めることで、地域住民の方々に施設の理解を深めてもらうと共に、より一層の地域貢献の拡充を目指す。

    5. 職員の資質の向上
      (職員研修)
      ○施設外研修…オンラインによる研修を中心に、県社協、熊救協主催による研修の機会をはじめ、九州ブロック研修会、全国規模の研修会への参加の機会を与えます。
      ○施設内研修…県、九州ブロック、全国規模の研修会に参加した者はその報告を行います。また、総務委員会を中心に職員各自がテーマを定めて、それに基づき研究した結果を発表します。
      (勤務態勢の確立)
      ○生活支援員については、生活相談員の指導のもとに、コミュニケーションを強化させ、直接支援の向上に努めます。
      ○看護師については、特に健康管理と保健衛生の分野で専門的な知識を活用し、入所者支援の向上に努めます。
      ○調理員については、栄養士の指導のもとに、主任調理員を中心にして調理給食に当たると共に、高齢者世帯への給食サービス業務の配送に携わります。
      ○全職員は、職務別チーム間の連携を密にして、入所者個々について一貫した支援の確保に努めます。
    6. 運営費の効果的活用と適正な経理事務
      前年に引き続き用地取得に臨み、施設整備計画を見直すと同時に入所者の安全で快適な生活が保障されるよう、老朽化した設備等の補修に留意する。

      措置費並びに利用者負担金収入を基にした運営費は、入所者支援に最も効果的に活かされなければならない。総務委員会・業務推進委員会・業務管理委員会の各委員会設置により、新しい目線、発想での入所者の施設生活の楽しみと生活空間の充実を図る。

      さらに、施設入所者の支援に留まらず、地域の生活困窮者自立支援の一翼としての機能を果たし、資金・人材を社会に還元する。

お気軽にお問い合わせください TEL 0966-87-2277 受付時間 9:00 - 18:00 [ 土・日・祝日除く ]

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